風邪で寝ている間、布団でメールやWEBを確認する際に、LANケーブルの引き回しが邪魔で仕方がありませんでした。
この際、無線LANが無い我がSamsungP10Aにも、無線LANを導入しようと計画。

USBは1.1なので802.11g(54M)が使えない、TypeIIカードは1個しかなく仕事でサウンドカードを挿す場合に問題となる。
上位モデルのP10Bは802.11b搭載だったから、MiniPCIの無線LANなら乗るだろう!と思い、無理やり無線LANを載せる計画を発動。

【miniPCI】無線LANすげかえ手術 part2【Centrino】を見ながら情報収集。

とりあえず本体を開いてみると、MiniPCIは空状態だけど、アンテナ線は実装されていません。
アンテナくらいアップグレードを考えて載せてくれよなと思いつつ、秋葉原へ出撃。

テクノハウス東映でインテル(R) PRO/Wireless 2200BG ネットワーク・コネクションを3500円で購入。
アクセスポイントはDOSパラで、ワゴンセールの11bモデルを2980円で購入。
早速実装して、アンテナ無しでのチェックを行う。


という感じで無事認識できました。
もっともアンテナ線が無いので、APから1m程度離すともう圏外ですけどね。

さすがにこのままでは使い物になりませんので、自作アンテナを作成することにしました。
この辺を参考にしてアンテナを設計します。

材料:
銅板0.2mm厚 [東急ハンズで購入 \170]
端子付き同軸ケーブル(ヒロセ電機製U.FL-LP-066-A-180)[西川電子部品で購入 \735]

設計図


給電点の位置は参考資料にも特に記載されていなかったので、目測で左から1/5程度の位置に設定しました。
ヘンテナならこの辺の位置調整も楽みたいですが、このアンテナではそうも言ってられないので、とりあえずこれでいきます。
セロハンテープ等で仮固定しつつ、位置調整をした方が良いかも知れません。

さて、実際の作成です。

銅板を30mm x 30mm に切り出す。
0.2mmですから、普通の紙切りバサミでさくさく切れます。

設計図に従い、スリット部分も切り落としてしまいます。


こんな感じになりました。(素子部がまだ、27mmにカットされていません。)
このあと、素子部の先端を3mm切り落として27mmにします。

同軸ケーブルを剥いて、 給電点とグランドに半田付けする。
これで完成です。

実装するとこんな感じです。その2。

アンテナ感度ですが、手持ちのPocketPC用SDカードの802.11bと比較してみました。
SDカードで80〜90%程度の強度がある場所で使用すると、85〜100%程度で接続するようです。
とりあえず、市販のSDカードと同等程度の感度は確保されるように思えます。

注意事項
自作無線LANアンテナによる運用は、電波法に触れます。
しょうぶ沼's Home Page様が詳しく述べられている通りです。
というわけで、折角作ったアンテナですが日の目を見ることなくジャンク箱行きとなりました。
この辺の改正が早いうちに来る事を祈っています。