LLDONの個人的趣向日記
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2003年11月1日(土) 有言実行
会社の同僚に大っぴらに言ってしまった手前、踏ん切りがついたので初の1泊ツーリングへ出撃する。
目覚まし時計は7:30、今は8:30、何だかんだで出発できたのは9:30。
いきなり幸先の悪いスタートである。

天気予報は、土日共に晴れ、だが空はどんよりと灰色。
しかも環七・環八共に大渋滞、3連休の初日ともなればそうだよなぁ…。
いきなりやる気50%減少しつつも、まずは第一目標R17でさいたまを目指す。

R17の混雑をすり抜けしつつ、高崎の手前までくるとバイパスはかなり快適。
12:20
道の駅 おかべ に到着。
此処でお昼とする。

R17を北上、群馬の前橋を過ぎると山間部がメインになる。
北上するに従い、紅葉が次第に鮮やかになってくるのが何気に楽しい。

県境の三国トンネルを越えると、ここから新潟県。
冬はスキー客であふれる苗場を通るが、この時期はまるでゴーストタウンである。
人通りも殆ど無く、パステル調のお土産屋がバックミラーに流れてゆく。
この前後は、紅葉の綺麗な山間部で交通量は少なく、ワインディングは楽しいというライダー天国でした。
紅葉
東京じゃ、こうはいかないよなぁ…。

湯沢の先からR353にスイッチして、上越方面を目指す。
R353->R253と走るが、これが国道か?と疑問符をつけたくなるような田舎道。
出発が遅れたこともあり、2時間程予定より遅れたため、この辺で日が落ちる。
暗闇を日本海を目指して進む、黙々と。
昼間はあんなに楽しかったのに、暗くなると気持ちまで落ち込んでくるから不思議です。
目的地である直江津駅前に着いたのは18:30。
此処まで、給油1回・休憩1回で350Kmの旅でした。

夜は、直江津の郷土料理のセットを頂きながら日本酒。
ついでに魚の上手い居酒屋か何かを探そうかと思ったけど、事前調査不足で発見できず。
観光客向けのスナック・パブばかりでちょっとげんなり。

22:00 宿泊代わりのネットカフェに到着。
10時間のナイトパックで宿代を安く上げることにする。
明日の目的地とルートをネット検索して、急に川原泉が読みたくなったので
「笑う大天使」を読む。
世間では「マリみて」ブームだが、設定的にはこっちが先なんだぞと思う今日この頃。

2003年11月2日(日) 蕎麦三昧
8:00 にネットカフェを出発、早朝の日本海を見に行く。
インスマス犬とたわむる
さらさらとした砂浜に、打ち寄せる透明な海。
遠方に行くに従い深みを増す群青色。
散歩のおじさんが首輪を外すと、水浴びに駆け出す犬。
日本の原風景とでも言うべき、のどかで郷愁を誘う光景です。
そんな中、釣り客の老人と少し話をしたりしつつ、満喫させていただきました。

次に、前日行けなかった、高田公園へ出発。
戦国の城としては珍しい、天守閣が無い平城で4ヶ月で造成されたという話です。
高田城三重櫓
櫓内部の展示物を見物しつつ、最上部から高田市内を一望。

快晴の中、R18を長野方面へ下る。
とにかく道がまっすぐで良く整備されているので、気持ちよく走れました。
野尻湖
あっという間に、野尻湖へ到着。

R18から県道36号へ乗り換え、今日のメインである戸隠村へ向かう。
そう、目的は新蕎麦!
12時位になると、観光バスと車でごった返すそうなので、早めに行動。
11:00現地到着、早速手ごろな1件を見つけて飛び込み、大盛りざるを食す。
戸隠蕎麦のぼっち盛り
戸隠の蕎麦は、「ぼっち盛り」という小分けした束で盛られているのが特徴。
蕎麦の微妙な甘味と香りが気持ち良くて、一気に食べて蕎麦湯までしっかりと賞味。
続いて、もう2軒程まわって、同じく大盛りざるを都合3枚平らげました。
満足、満足!
すっかり腹が、蕎麦と蕎麦湯でタプタプになったところで、戸隠村の神社に参り終了。

バードラインといわれる山間道路を抜けて長野市内へ向かう。

長野市をスルーして、R18に再び戻り、軽井沢を抜けて高崎方面へ。
頭文字Dに出てくる地名がやたら見受けられる、そうかここが勘違いDQNの聖地か…と、変な感傷に浸ってしまう。

あとは、行きと同じ道に出て、ひたすら都内を目指し渋滞を抜けてゆく。
さいたま大渋滞を抜けて、都内で道に迷ったが、なんとか、19:00に帰宅。

流石に疲れたので、風呂に入ってゴロゴロしているうちに終了。
お疲れ様でした。

二日間合計走行距離 700Km
消費ガソリン 15.6l
燃費 44km/l
全行程
2003年11月22日(土) 東京→諏訪湖→浜名湖
前回の新潟ツーリングで気を良くしたので、更に長距離に挑む。
今回の旅は、真冬の時期にツーリングが出来るか?を占う防寒装備の耐久テストも
兼ねているのでかなりの重装備。

バイク用の衣服は高いので、汎用品で安くあげる。
上:エアテックジャケット+フリース+ヒートテックインナー
下:ジーンズ+エアテックパンツ(オーバーパンツ)
靴:軽登山用ゴアテックスブーツ

8:00に自宅を出発し、R20へ。
賑わう高尾山口を抜けて甲州街道をひたすら北西へ進む。
走りなれた勝沼を過ぎると後は未知の区間になる。
ひんやり冷たい風が心地よく、甲府で食事をするつもりが一気に諏訪まで走りぬける。
諏訪湖到着諏訪湖の波
強い風で波しぶきがかかるのが印象的でした。
わかさぎ定食を食べて、休憩もそこそこに走り出す。

R153を目指して県道を下る。
本来はR152で諏訪→浜松へ一気に抜けるつもりだったけど、
R152は不通区間が2箇所もあり、林道迂回できるが予期せぬ事故が怖かったので
あきらめてR153→R151ルートへ脱出。
日も暮れてきた頃、通りかかった立ち寄り湯「ゆうゆ〜らんど阿南 かじかの湯」でちょっと休憩。
小奇麗でサウナもあって400円、ぬるっとした感触が楽しいお湯でした。
ビールをぐっと我慢して、一路R151を南へ。

次第に山奥へと分け入ってゆき、車は殆ど通らなくなる。
道も広くて綺麗な2車線から急に林道っぽいのに変わったり、工事中区間があったりと
ヒヤヒヤものの真っ暗な峠道を1時間以上走りつづけました。
気温も0度まで下がるし凍結が心配でしたが、何とか無事に走り抜けました。

浜松の市街地に着いたのは9時前のことでした。
軽く食事をして、今日の宿代わりの「ゆう遊空間 浜松住吉店」へ到着。
此処は平均的な店よりも、個室ブースが広くかなりゆったりと休めるのが○。
ただし、リクライニング席にはPCが無いのでネットが出来ないのが×でした。
総合評価:4(5段階)

本日の走行距離:430Km
2003年11月23日(日) 浜名湖周遊→東京
朝7:30にネットカフェを出発。
R1バイパスへ出て浜名湖を目指す。
弁天島から有料道路を抜けてフラワーパークへ。
ここから、浜名湖周遊遊覧船が出ているので、まずはこれに乗ることにする。
…客、私と親子連れ1組しかいないんですが…。
浜名湖1浜名湖2浜名湖3
寒風吹きすさぶデッキで存分に風景を堪能した後港へ戻ると、30人近い人が次の便を待っていました。
やはり9:00から観光する奴は少ないのね…。

次に「はままつフラワーパーク」へ。
噴水園内風景温室内部
なんというか、癒されました。
まったりまったり。

1時間半ほどぼーっとして、目的のうなぎを食いに出かける。
事前情報が無かったので何となく雰囲気で飛び込んだ店は「うな修」
後で知ったが、それなりに有名な店らしい。
うな重を頼み待つこと50分、やっとこさでてきましたよ。
うな重
余計な脂を落としたうなぎは非常に美味でした。
相席となったご夫婦と色々な話をしながら楽しい昼食時を過ごさせてもらいました。
後は、土産物屋によって、実家にうなぎの白焼きを地方発送。

R1をひたすら東京を目指して走ります。
途中有料バイパスは無視してひたすら一般道をひた走る。
快調なペースで飛ばしていたので、予想帰宅時間が21:00→20:30→19:30と段々早まる。
帰ったらうなぎで日本酒飲むぞ!と決めていたので、足取りも心も軽く箱根へ。

箱根の峠でひたすらワインディングの練習っぽく思いっきりバイクを傾けてみる。
危なっかしい場面もあったけど、最後に綺麗にコーナリングが決まって
「ああ、今自分とバイクは一心同体なんだなぁ…」という充実感を満喫。

…だが快進撃もここまで。
連休の箱根が地獄の大渋滞になることをすっかり失念していたため、芦ノ湖→湯本まで
1時間以上かかってしまいました。
はぁ…。
車で来ている人たちは、よくあんな状態で来る気になるなぁ…。

そんなこんなで家に帰り着いたのは20:40でした。
風呂に入って、酒を飲んで爆睡。

本日の走行距離340km   合計770km

浜名湖ツーリング道程
2003年11月24日(月) 紫苑の絆
流石に疲れたので休養日。

じっくり本を読むため、手をつけていなかった
「紫苑の絆(上下)」を読み始める。
山岳小説の気鋭として定着した感のある谷甲州氏。
今回の作品では、人物達の数多くの陰謀に翻弄されて、主人公の立場が二転三転するが
やや主体性に欠ける印象を持った。
氏の描く強い意志を持った男臭さが、主人公の松濤からあまり感じられない。
山の描写や複雑に入り組んだ歴史・国際情勢は相変わらず素晴らしいのだが…。

しかし、今回の驚きはそんなことではなかった。
氏の描く作品で女性が出てくることはまれだが、今回のヒロイン「小田桐千佳」は別格。
なんつーか、萌え系? とでも言うべき描写でした。

いや、ほんとに妄想ハァハァしちゃったよ、氏の小説でそんなことがあろうとは
夢にも思わなかったさ。
2003年11月28日(金) 哀悼
さようなら超先生
業界のライターで一番有名だった超先生こと竹林明秀さんがお亡くなりになりました。

追悼に誰彼ひっぱり出してプレイ。
ネタも色々あったけど、ありがとう超先生。
2003年11月29日(土) 部屋の整理
調子が悪くなって部屋の隅に転がしていた飯山の22inchCRTを処分する。
ヤフオクも考えたけど、2時間程度連続使用すると画面が暗くなったりするという
障害を抱えているため、クレームが心配だったのでハードオフへ。
社用車を借りて、最寄のハードオフへ運転する。

動作確認・査定中は「チェック中に障害が発生しないか?」とドキドキものでしたが、
「16000円でどうでしょう?」との声に一安心。
予定金額よりもかなり良かったので、ちょいと幸せ気分でした。
やはり、購入時の箱・梱包材・マニュアル全部取っておいたのが良かったのかも。

喜んで帰宅すると、DELLからお届けものが。
「UltraSharp 2001FP HAS」
木曜日に注文して土曜日届くとは、やるな!DELL!
早速開封してデュアルモニタで繋いでみる。
UXGAデュアルモニタ

繋いだ結果、気になるドット欠けは目立たない場所に1箇所で許容範囲。
早速ゲームをプレイしても、CRTと比較してさほど不満を抱くことの無い反応速度。
これなら、シューティングもFPSも大丈夫です。
UXGA-DVI/ANA/S/Compositで反応16msというスペックで11.5万は大満足。
2003年11月30日(日) 駄文
かなり髪が伸びて鬱陶しかったので、ばっさり切ることにする。
思いっきりショートレイヤーにしたので、気分的には体重が500g位減った感じ。
さっぱりした所で、回転寿司を食って帰る。

今日は普段とは別の店に入ってみる。
流石に徒歩1分の距離にライバル店があるため、頑張ってます。
7皿程食べて終了、いいネタもあったけど、やっぱり普段の店の方が良いや。

家に帰ってのんびりと亀の尾原酒を呑みながらネットと読書。
雨だからツーリングも行けないし、1日ゆっくりするのも良いかも。

H2Aロケットの打ち上げに失敗した記事を見る。
日本の技術力に関する信頼はどん底まで落ち込んだと感じる最近。
何がゆとり教育だ! 資源も無く、あるのは借金だけというこの国で
頭脳以外の何をもって国を支えていくのか。

そんな気分だったので、佐藤大輔「遥かなる星」を読み直す。
ますます鬱が入る日曜日。

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