2004年 5月2日〜5月3日 「長野 雪の回廊ツーリング」

前日ははなくらメンバーと飲み会で、ツーリングプランを立てるのが面倒になり寝てしまいました。
さて、時計を見ると08:30、さて、目的地をどこにしよう?と悩む。
ネットを巡回していると、ダー岩井氏のページになんとも魅力的な雪の回廊の写真があるじゃありませんか。
これだ!とばかりに、PCでSuperMappleDigitalを起動し、ルート検索。
Navin'Youと違ってSuperMappleのルート検索は300kmを超えるような長距離は一発で検索できないので、こまめに経由ポイントを指定してやる必要があります。
せっかく作ったルートもMio168じゃ表示できないし、曲がるポイントだけ自力で「右折」だのといったカスタム情報を作成してMio168に転送して準備完了。
実はPCで作成したルート表示がMio168でも問題なくできるのですが、そのこと知ったのは、今このレポートを書いているとき。
ああ、もっと色々遊んでいれば気がついたのにと後悔しても後の祭り。

なんだかんだで、準備を終えて出発したのは10:00でした。

環七を北上して川越方面へ行く途中、渋滞にぶつかりますが、すり抜け自由自在なのがCBR150Rの良い所。
そのまま北上して高崎から左折してR18へ。
妙義の入り口あたりは天気の良いGWということもあって、家族連れ・マスツー・DQN族車のオンパレード。
だんだん苛ついてきたので気分を変えるために、碓氷はバイパスを通らず旧道の碓氷峠へ。

曲がりくねった旧道の出口付近で、いきなり路上に猿がいるのを発見。
思わずバイクを止めてしばしの猿見物。
写真ではガードレールの上にいますが、通りがかった時には車道の真ん中にいました。
バイクにあまり危機意識も持ってなかったみたいだし、事故が心配です。

猿に別れを告げると、そこはもう軽井沢。
GWだけあって中軽井沢は大渋滞でした。
有料ですが、白糸ハイランドウェイを通っていけば、白糸の滝も見物できたのですが、事前調査不足で一般道へ。
渋滞をすり抜け一路万座方面へ。

さて、草津方面へ抜けると大渋滞ってことだけは調べがついていたので、万座ハイウェイへ。

白樺の並木を抜けてどんどん標高をあげていくうちに、雪が残る山肌が目立ち始めました。
この日は天気も良く路面状況は乾燥しており、写真のとおり最高の風景でツーリングできました。

そして草津志賀道路に合流してしばらく走っていると、いきなりやってきました。

目的の雪の回廊です。
実際、長さ的には数百メートル程度で、高くなっている部分はほんの一部ですが、初めて見る雪の回廊は感動ものでした。
思わず雪の壁に向かってパンチ&キックしてみたり、スパイダーマンごっこをするくらい…。
低くなっているところから、壁の上に登って下を見下ろすと、なんとも雄大な眺め。
九州育ちの私には、非日常の光景としか見えませんでした。

そこから、ちょっと行くとそこが「日本国道最高地点」でした。

やはり写真を撮ったり、見物しようとする人たちで駐車待ち&出入りの大混雑。
証拠写真を1枚とってさっさと退散しました。

スキー場で遊んでいる人たちを横目にゆっくりと山を下っていきます。
そろそろ夕方ですし、この辺で温泉にでも入るか…と、「道の駅 北信州やまのうち」で情報収集。
温泉宿の入浴のみはやってない時刻なので、立ち寄り湯をさがすとありました。
湯田中駅前温泉 楓の湯 18:00位に入りましたが、お客さんで大混雑状態。
洗い場待ちをするような状態で、ちょっと萎えましたが、ぼけーっとお湯に浸かっているうちに人も減っていい気分に。
300円というお値段ともあいまって、満足させてもらいました。
旧駅舎を改造して温泉にしただけあって、休憩室の窓から駅のホームに電車が入ってくる様子が目に飛び込んできます。
田舎の私鉄の終点で温泉街ともあって、なんともいい風情の漂うひと時でした。

すっかり日も暮れて、真っ暗になったのでここからは、ナビ様だけが頼りです。
長野市街を目指してひたすら真っ暗闇を走ります。
まずは今日の宿を決めないと…ということで、事前チェックしておいた候補は、ネットカフェ3店舗。
まぁ、GWで飛び込みで宿を探すのは自殺行為だし、こっちの方が性に合っているので気にしない。
自遊空間 川中島店で、24時間フリーパスに決定!。 しかし、こうやってツーリングでネットカフェを利用していると、地方のネットカフェの会員証ばかりが4〜5枚たまってしまいます。
この店を利用することなんて、まずないでしょうけどね。

というわけで、リクライニングシートに深く身を沈めておやすみなさい。

あけて翌日、フリードリンクのコーヒーを飲みながら、今日のプランを立てる。
昨日道の駅で頂いた長野県の観光パンフレットを元に、ルートを作成。
とりあえず長野市街にある有名なスポット、善光寺へ。 10時を回っていたため、駐車場へ続く参道は家族連れの車で大渋滞していました。

本堂やら経蔵やらを見物して、参拝して終了。

お昼は戸隠で蕎麦を食うために、七曲→戸隠バードラインと経由して戸隠村へ。
前回戸隠に来たときは、大盛りざるを三杯たべたのですが、今回はジャンボざる(2.5人前)のみ。
うっかり写真を撮り損ねてしまいましたが、普通のざるを横に2.5個つないだようなサイズの大ざるが出てきました。
つまむ→つゆにつける→すする動作をひたすら繰り返し、一本残らず完食。
蕎麦の旬を外していたので、若干味は落ちていましたが、初夏の陽気が美味さを補完。
実家に土産として、10割そばと行者にんにくを発送して戸隠村終了。

ここから、松本→甲府→相模湖→首都圏と帰るためには、まずはR19へ出ることが必須ですが、戸隠バードラインを通って長野市街へ帰るのは癪なので、山越えの県道を通っていくことに決定。
軽トラ1台しか通れないような山越えの道ですが、立派な県道扱いです。
こんな道、ナビが無ければ怖くて突っ込めないのですが、Mio168は元気に現在位置を捕捉してくれて安心できました。
いや、もうこれ無しのツーリングは考えられませんね。

R19に出た後は、ひたすら巡航。
途中「道の駅 大岡村」で信州名物「おやき」で休憩。

中身は野沢菜を選びましたが、茄子も捨てがたかった……。
焼けた皮と野沢菜漬けの酸味が素朴な味わいで、なんともしみじみとするいいおやつです。
休憩後、Mio168をバイクにセットして残りの道程を考えていると、ナビ付きバイクが珍しいらしくツーリング中のライダーに声をかけられました。
ナビについての話などをしつつ、お互いに別々の方向へ出発。
こういうちょっとした出会いもツーリングの楽しみですね。

後はR19->R20とひたすら走り、相模湖付近での大渋滞を乗り越えて21:00無事帰宅。
走行距離680km。

湯田中温泉でパッケージの手作り感に惹かれて買ったお土産の「あんバターとらやき」を食しながら今回のツーリングレポートを書いて終了です。